症状
ハグキの赤みが強くなる 触れただけで出血してくる、もちろん歯ブラシの時も ハグキの形が丸みを帯びて、ブヨブヨしてくる 口臭がする 口の中がねばねばするなどの症状があります。
原因
毎日蓄積される歯垢(プラーク)中の細菌によって引き起こされます。細菌と言っても特殊な菌ではなく普段からお口の中に存在する菌が溜まってしまうと、歯とハグキの境目から炎症の症状を起こします。つまり歯ブラシが適切に行われていなかったということが大きな原因となります。
治療
多くの歯肉炎の患者さんは、歯ブラシの回数、時間が不足しています。
歯ブラシの種類、歯磨き粉、動かし方、等は気にせず、回数と時間を増やしましょう。約1〜2週間で歯肉炎の症状は改善が見られます。
但しハグキを触ると強い痛みを伴ったり、出血の量が多い場合は、無理に歯ブラシをしないようにしましょう。初めは軟らかい歯ブラシを使って頂き、ハグキの状態が改善することを待ちます。
歯石が付着している場合は除去すると、さらに歯ブラシの当たり方がよくなって、改善がすすみます。
歯周病との関係
歯肉炎は歯ブラシをしっかりと行うことで改善されることが多いです。
ところが、治りの悪い方がいるのもまた事実で、将来的には歯周病の予備軍とも言えます。若いころから適切な歯ブラシをしっかりと身につけ、健全なハグキを保ちましょう。