昔入れた銀歯を白くしたいと思っている方へ
セラミック治療のご案内

と笑顔で話されたのは、50代の女性の患者さんです。
以前、奥歯の治療で歯科に通って、治療をしてもらったのは良かったけれど、銀歯だったので色も気になるし、材質のことも気になっていたようです。
セラミックの進化

歯科の材料も進化してきました。
お口の中は、湿度100パーセント、室温36度という過酷な環境です。そして24時間365日、この状態が続くことになります。
この厳しい環境の中で噛む力に耐えることが出来るのは、金属以外にはありませんでした。セラミック素材の進化は徐々にこの現状を変えてきています。
従来セラミックと言えば陶器のような素材を指し、審美性には富むものの、かけたり、割れたりしやすいという欠点がありました。
近年、ジルコニアやイーマックスなどの材料は強度、美しさを兼ね備えており、長期の使用にも耐えうる、審美的な素材として臨床応用されてきています。
セラミックの最大の特徴、
それは安心の素材であることです

歯科素材は、かたすぎるとかみ合わせる歯が磨り減っていってしまいますし、やわらかすぎると、歯科素材自体が磨り減っていってしまいます。
セラミックは歯に近いかたさなので、かみ合わせの歯を痛めません。
そしてもう一つ金属アレルギーの心配がありません。セラミックには金属が含まれませんので、金属アレルギーの患者さんにも安心な歯科材料です。
審美的な要求も十分満たすのが
セラミックによる治療です

あなたの歯の色に合う自然な色合いから、輝く真っ白い色まで、自由に選ぶことができます。また、丸みを帯びた女性らしい形や、きちんとしたイメージのシャープな形など、好みの形に仕上げて治療することができます。
もう一つのポイントは自然感あふれる仕上がりということです。
セラミックの最大の特長は、歯に近い白さを再現できる、ということです。他の歯科材料は主に金属で、治療をしたところが誰の目にもすぐに分かってしまいました。
セラミックは、天然の歯に最も近い色を再現できます。目に見える部分だけをセラミックで白くするのではなく、例えばオールセラミック治療の場合、裏側まで全てセラミックを用いるため、透過性という点でも、天然の歯と見分けがつかないほど自然に仕上がります。
ツルッとした仕上がりなので
色が変わりにくいのも特徴です

セラミックは、レジン(プラスチック)と違って、年月が経ってもほとんど色に変化がありません。
従来の素材であるレジンは、通常2年くらい経つと変色や黄ばみ、においの付着がおこりますが、セラミックは黄ばむこともなく、においがついてしまうこともありません。
また、金属のかぶせ物ををかぶせると、口の中で金属が腐食して色素が沈着し、歯ぐきや歯が黒ずんできてしまうことがよくあります。
セラミックは腐食しませんので、歯ぐきや歯が黒くなってしまうことがありません。 白い素材だから弱い・・・ことはありません。
セラミックのデメリット
残念ながら、セラミックにもデメリットがあります。
保険が適用されませんので、他の歯科材料に比べて高価です。
自然の歯に比べると、水分がないので、かけたり、割れたりが起こることがあります。 また、くいしばりの力が強い方や、歯ぎしりをする方は割れやすい傾向があります。事前にお口全体を調べて処置方針を決めましょう。
ひらい歯科クリニックでは型取りをして歯を入れる時には必ず、種類の説明を致します。 「こういう説明は初めて聴いたよ」という方が多くいらっしゃり、私たちも説明して良かったという気持ちになります。
あなたにあった治療方法を一緒に考え、より良い選択をしましょう