ムシ歯を防ぐ、予防歯科とは言っても、いろいろな方法があります。
そんな中で最近私たちがお勧めしているのがキシリトールガムです。 歯ブラシはしているんですけどねぇ、なぜか、ムシ歯ができてしまいます、などと言う方は珍しくありません。
歯ブラシをしていない人は今の世の中、ほとんどいないのではないでしょうか? 皆さん歯ブラシしておられるのですが、そのやり方はそれぞれで、また汚れの落ち方もまちまちです。
歯ブラシの方法を説明はしていますが、やはり長年の習慣ですので、急には変わりません。つまり個人差の大きい予防の方法とも言えます。
そういうことでは、このキシリトールガムを利用したムシ歯予防は誰でも同じようにできて、結果も出やすい方法と言えます。
お口の中には500種類とも600種類とも言われる菌が存在しています。言わば菌を飼っている訳ですが、何も好き好んで飼っているのではなくて、共存している状態なのです。菌の中には悪さをする菌とそうでもない菌といますが、ムシ歯になりやすい人は悪さをする菌の割合が高いと考えられています。
ムシ歯菌のエサは皆さんが食べている糖質なのですが、この糖質のエサをキシリトールに変えると、悪さをする菌がキシリトールを取り込んでも実はエサにならないので、数が減っていきます。
歯にくっついているネバネバ成分は悪さをする菌が出しているので、ネバネバ汚れ(歯垢・しこう)がサラサラに変わって汚れが落ちやすくなる、ということがわかっています。つまり悪さをする菌の割合がへって、歯垢も落とし易くなって、ムシ歯になりにくいお口の中になる、ということです。
簡単なので誰でも同じようにできて、同じような結果が望める、そんな理想的なムシ歯予防の方法としてキシリトールをお勧めしています。