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フッ素入り歯磨き粉の使い方

2023.04.03

日本国内で市販されている歯磨き粉の90%以上には、フッ素が配合されているといわれています。今回は、フッ素にはどのような効果かあるのか、そしてフッ素入り歯磨き粉の効果的な使い方をご紹介します。

フッ素の効果

フッ素とは、自然界の動物や植物、食品、海水中などに存在する元素です。フッ素はむし歯予防に効果のある成分として知られています。具体的には、以下の3つのような効果があります。

再石灰化促進

歯の表面のエナメル質は酸によって脱灰しますが、唾液中のリン酸カルシウムの働きによって歯のダメージを修復し、再石灰化します。フッ素は、このリン酸カルシウムの反応性を高める働きがあるため、結果として歯の再石灰化を促進します。

酸の産生を抑制する

むし歯の根本の原因は糖質から産生される酸です。フッ素は細菌の働きを抑制することで、酸の産生を抑制します。

歯質を強化する

歯の表面のエナメル質は、ハイドロキシアパタイトという結晶でできています。フッ素があることにより酸に強いフルオロアパタイトに変化するため、エナメル質を硬く丈夫にすることができます。それにより、むし歯になりにくくなります。

フッ素入り歯磨き粉の種類

フッ素入り歯磨き粉は、濃度と形状により種類があります。日本では薬事法によりフッ素の濃度は1000ppm以下と定められており、ほとんどの市販製品では950pmとなっています。5歳以下のお子さんが使用する場合は、500ppm以下のものにしましょう。

歯磨き粉の形状は概ねペーストタイプですが、一部泡タイプのものや、まだうがいのできないお子さん向けにジェルタイプのものもあります。

フッ素入り歯磨き粉の効果的な使い方

安全に、そして効果的にフッ素入り歯磨き粉を使うためには、適正使用量を守ることが大切です。大人の適正使用量は、1000ppmの濃度で2cm程度とされています。適正使用量を歯ブラシにつけたら、磨く前に歯磨き粉を歯全体に広げます。歯磨き粉が隅々まで行き渡るようによく磨いたら、10〜15ml程度の少量の水で1回だけぶくぶくうがいをします。ここで何度もうがいをしてしまうの、せっかくのフッ素入り歯磨き粉が全て洗い流されてしまうので注意が必要です。

まとめ

毎日のセルフケアにフッ素入り歯磨き粉を取り入れることは、むし歯を予防するためにとても大切です。また、毎日使ってこそ、フッ素入り歯磨き粉はその効果を発揮します。今回ご紹介した方法で、ぜひお試しください。

院長 平井典和

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