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虫歯ができるしくみ

2023.02.15

こんにちは!
北九州市小倉北区のひらい歯科クリニックです。

虫歯ができるしくみ

きちんと歯みがきをしていたのに、いつのまにか虫歯ができることってよくありますよね?ここでは、虫歯ができるメカニズムを紹介します。

『甘いものは歯によくない』とはよくききます。兄弟やご夫婦で、同じように歯みがきしているのに、虫歯になりやすい方とそうでない方がいますよね? 大切な歯を台無しにする虫歯の仕組みはこんなふうです。

虫歯ができるまでには3つの要素があります。
①細菌(ミュータンス菌)
②糖質(食べ残し)
③歯の質(むし歯になりやすさ)

この3つがそろわなければ、虫歯はできません。それぞれの3つの要素についてみていきましょう。

①ミュータンス菌は歯垢という根城をたてる!

私たちの口の中には、常にたくさんの種類の細菌が存在しています。中でもミュータンス菌(虫歯菌と呼ばれる)は、虫歯の原因となる歯垢の基になる細菌です。ミュータンス菌は口の中に残った糖質と結びついて、デキストランという物質を作りだし、歯垢となります。その中で、ミュータンス菌は糖質をエサにして増殖しより分厚い歯垢を形成し、さらに酸をつくりだします。つまり、歯垢は細菌のかたまりの酸です。酸は歯を溶かすので虫歯の原因になります。

②虫歯菌は糖質が大好物!

ご飯やパンは口の中で唾液と混ざり、消化され、糖質となります。虫歯菌は糖質だけを材料にして、デキストランをつくり、さらに酸をつくるときの材料にもなっています。歯垢が残った状態のまま食事をすると、歯垢と酸がどんどん作られ、より強い酸を含んだ歯垢となって、虫歯の進行をすすめてしまいます。ご飯やパンは糖質に消化されるまでに時間を要しますが、甘いものは糖質でできており、すぐに細菌のえさとなってしまうので、虫歯の進行スピードを加速させてしまいます。

③歯垢がたまりやすい場所は要注意!

はみがきで一番重要なことは、歯垢を落とすことです。口の中のみがき残した部分は歯垢が溜まり、そこから虫歯が進行していきます。歯垢がたまりやすいのは、歯の裏側、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間、奥歯の溝などです。歯並びが悪かったり、口があきにくいような状態では、表面は磨けていても、細かい部分や目で見えにくい部分は磨き残しができやすく、虫歯にもなりやすいのです。

虫歯菌の喜ぶ食べ物

虫歯菌が喜ぶ食べ物は、糖分豊富な歯にくっつきやすい粘着性の食べ物です。これを聞くとキャンディーやキャラメルを思い浮かべますが、クッキーなども歯の溝や歯と歯の隙間に挟まってしまって長時間お口の中に残ることで細菌の餌になりやすいのです。

虫歯の進行防止に効果的?な食べ物

代表的な食べ物として、ガムやタブレットで摂取できるキシリトールです。歯みがき後にガムをたべても、糖質を含んでないので、虫歯予防には最適です。そのほかの食品では、繊維質が多いものは、繊維が歯ブラシのような働きをし、歯の表面を磨いてくれます。

歯を溶かすまでの流れ
①口の中には常に細菌がおり、ご飯やパンなどの炭水化物は口の中で消化され、糖質にかわり虫歯のもととなる
②ミュータンス菌は歯に残った糖質を材料にしてデキストランを作る(歯垢形成)
③糖質の量に応じて、歯垢は作られていき、はみがきでは取り切れない部分に歯垢が溜まっていき、細菌が増殖していく
④歯垢の中で細菌は酸を作り出し、歯の表面のエナメル質を溶かす(虫歯となる)

院長 平井典和

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