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『キシリトール』って、なに?

2022.07.27

こんにちは!
北九州市小倉北区のひらい歯科クリニックです。

有名女優さんなどのCMなどでもおなじみのガムに含まれる「キシリトール」。よくわからないけど、歯にいいらしい、虫歯になりにくいらしいと考えている人もいるのではないでしょうか?キシリトール入りのガムやタブレットは、虫歯を予防する画期的な商品として市販されており、世界各国で使用されています。

キシリトールは甘味料!

キシリトールの原料は、シラカバやトウモロコシの芯からとれるキシラン・ヘミセルロースを原料にした天然の甘味料です。見た目はサラサラとした白い粉で、味は清涼感のある甘さがあります。日本では1997年に、ようやく食品添加物として認められ、ガムやタブレットが市販されました。

キシリトールには虫歯菌を弱らせる作用がある

キシリトールの最大のポイントは、虫歯菌を予防することです。砂糖とほぼ同じ甘さであるにもかかわらず、カロリーは3/4程度です。キシリトールを砂糖の代わりにお菓子などにいれれば、それだけで自然に虫歯予防になります。

砂糖は虫歯菌のエサとなって、砂糖を発酵し酸を作りだすことで歯を溶かしていきます。しかし、虫歯菌はキシリトールをエサとしては使うことが出来ないのです。さらに、虫歯菌はキシリトールを摂取することで、活性を弱め、砂糖からの酸を生成できなくなります。また、キシリトールを口の中に入れると、唾液がたくさん出て、歯の表面を酸から中和してくれます。
キシリトールのほかにも甘味料はありますが、キシリトールのような予防効果が高い甘味料は他にはありません

キシリトールの上手な使い方

先ほどもお伝えしたように、キシリトールには大きな2つの働きがあります。ひとつは虫歯の原因となる酸をつくらないこと。もうひとつは、唾液の分泌を促すことです。これらの2つの作用を効果的な使い方は、食後すぐに口の中に含み、5分程度口の中全体にキシリトールを行き渡らせます。こうすることで、酸が出るのを予防するかつ、唾液をたくさんだして口の中の酸を中和します。食後はもちろん、間食をした後や歯を磨けないようなときにも有効です。こどものおやつの代わりにキシリトールを与えるのがOKですね。

食事のあと、ブラッシング前に!

① 食事はよくかむ
虫歯に関係なく、唾液分泌による消化吸収促進のために30~50回程しっかりかみましょう。

② 食後のキシリトールがおすすめ
5分ほどガムをかんだり、タブレットを含んだりしましょう。

③ ブラッシングは丁寧に!
キシリトールの効果によりはがれやすくなった歯垢をブラッシングできれいに取り除きましょう。

④ 仕上げにデンタルグッズを工夫しましょう!
歯間ブラシやフロス、洗口剤を使用して、すみずみまできれいにしましょう。

院長 平井典和

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