歯ブラシの正しい保管方法と交換時期
こんにちは!北九州市小倉北区のひらい歯科クリニックです。
毎日の歯磨きには、清潔な歯ブラシを使いたいですよね。歯ブラシの保管方法や交換時期を誤ってしまうと、せっかくの歯磨きの効率も下がってしまいます。
今回は、歯ブラシの正しい保管方法と交換時期についてお話しします。
歯ブラシの正しい保管方法
保管の前に…歯ブラシの洗浄
まず、使用後の歯ブラシは正しく洗浄しましょう。お口の中にはたくさんの常在菌が存在しているため、歯磨きをすると歯ブラシにたくさんの細菌が付着します。毛先の部分を中心に汚れや細菌をしっかりと洗い流すように洗浄し、雑菌が繁殖することを防ぎましょう。
適切な保管方法と保管場所
洗った歯ブラシは、水気をしっかり取り除いてください。ヘッドを上向きにした状態で、風通しのよい場所で保管します。このとき、自分以外の歯ブラシに触れたりしないように気をつけましょう。
保管場所にも注意が必要です。お風呂場や洗面所収納の中は、湿度が高かったり締め切った環境になるので歯ブラシの保管場所としては適していません。また、持ち運ぶとき以外にキャップをすることも避けた方がよいでしょう。
歯ブラシの交換時期
歯ブラシの寿命
1日3回磨く場合、歯ブラシの寿命は約1ヶ月程度と言われています。同じ歯ブラシを長く使いすぎると、毛先が開いてしまい汚れを効率よく落とすことができません。せっかく時間をかけて歯磨きをしても、歯に汚れが残っていればむし歯や歯周病になりやすくなります。
同じ歯ブラシを長く使うと…?
毛先の広がった歯ブラシは、使いはじめに比べて毛のコシや弾力性が失われるので、無意識のうちにブラッシング圧が強くなったり、歯や歯ぐきを傷つけてしまうおそれもあります。
もし1ヶ月経っていなかったとしても、歯ブラシを後ろから見たときに、毛先が歯ブラシのヘッド(頭の部分)からはみ出しているようであれば、交換したほうがよいでしょう。
ブラッシング圧にご注意を
1ヶ月経たずに早々に毛先が開いてしまう場合は、磨く際のブラッシング圧が強すぎることが考えられます。歯ブラシの毛先を歯の表面に当てたときに毛先が広がらない程度の力加減(100~200g)が適切なブラッシング圧です。歯ブラシを小刻みに動かしながら磨くようにしましょう。
歯ブラシを正しく保管し、適切な時期に交換することは、効果的なセルフケアにおいてとても大切なことです。
毎日の丁寧なセルフケアで、むし歯や歯周病を予防しましょう。
院長 平井典和