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8020運動について

2022.08.03

こんにちは!
北九州市小倉北区のひらい歯科クリニックです。

8020運動を知っていますか?

8020」という言葉をよく耳にされると思いますが、これは「8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動」という、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動に由来する数字です。8020運動は、平成元年(1989年)に厚生省(当時)と日本歯科医師会が提唱して開始されました。

8020運動が始まった当初は、50歳以降では平均して2年に1本強の歯が喪失しており、60歳ですでに17.8歯と20歯を下回り、80歳以上の1人平均現在歯数は4.6歯という状態でしたが、2005年(平成17年)歯科疾患実態調査では、80歳~84歳の8020達成率は21.1%で、85歳以上だと8.3%にまで伸びました。
その後2017年6月の歯科疾患実態調査(2016年調査)では、達成者が51.2%となりました。

8020運動の現状

しかし、現状の日本の歯科医療においては、通常28本ある永久歯のうち80歳で12.2本しか残せていないというデータもあります。永久歯の半分を残せていないということは、入れ歯が必要な状態です。そもそも、80歳になって自分の歯が20本以上という状態も、入れ歯が必要になる可能性が高い状態です。前歯・犬歯・臼歯と歯にはそれぞれの形と役割があって、1本でもかけてしまうと他の歯に負担がかかることになり、実は大変なことなのです。8020ではなく8028という数字を目標にしたいくらいです。

大人の歯科受診率の低さ

日本においては、おおむね中学生ごろから歯科の受診率が下がっていき、20~30代の働き盛り世代の受診率が大きく下がって最低となり、平均40台で永久歯を1本失うというデータもあります。
虫歯は表面だけ見てもわからないことが多くあります。痛くなって虫歯に気づいた時には、削る量が大きくなり、最悪の場合は歯を抜かなくてはいけなくなる場合もあります。
これでは80歳になる前にどんどん歯を喪失してしまうリスクがあります。

歯を残すために大切なこと

虫歯や歯周病で歯を失わないようにするには日常のセルフケアに加えて、専門家による歯石除去や歯面清掃、予防処置を併せて行うことがとても大切です。実際に、歯科医師・歯科衛生士による適切な予防処置(フッ化物応用、予防填塞(フィッシャーシーラント)、歯石除去や歯面清掃 等のプロフェッショナルケア)を組み合わせて行うことが虫歯や歯周病の予防と歯の喪失防止に有効であることが多くの研究から明らかになっています。

歯が痛いから歯医者に行く』ではなく、普段から定期的に検診に通うことで、正しいブラッシング方法や歯ブラシの選び方などを学んだり、レントゲンによる虫歯や悪い部位の早期発見が可能となり、歯を削る可能性を小さくすることができます。
現在は虫歯であってもすぐ削るわけではなく、虫歯の状態を数値化して“するタイミング“を見極めることもあります。最小限の治療で済むように考えています。

歯がなくなってしまってから改めて歯が健康であることの大切さに気付く・・・、では手遅れです。少しでも長くより多くの歯を残すために、予防が肝心です。
80歳の時点で20本以上と言わず、28本を残すことを目標に、まずは自分の歯や歯ぐきの状況を知るために歯科医院に検診に行きましょう。

院長 平井典和

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