一般歯科 歯周病治療(歯周内科)入れ歯/義歯 3Mix法 小児歯科 滅菌・院内感染対策

歯科用語

サボライド

フッ化ジアンミン銀という成分の効果で虫歯の進行を抑制します。 むし歯になった部分に薬剤が付着してむし歯の進行が止まりますが、むし歯部分が真っ黒になります。

前歯など見えるところには、使わないようにしていますが、奥歯に使う場合でも必ず説明しています。

サホライドは塗るだけでむし歯の進行を抑制することができますので、簡単で有効な治療法です。 乳幼児や高齢者などによく利用されます。

サホライドの説明のホームページ

http://www.bee.co.jp/dental/02_02.html

シーラント

乳歯の奥歯が生えてくる3歳ごろ、そして永久歯の奥歯が生えてくる6歳ごろ。 このころが、一番むし歯になりはじめやすい時期と言えます。

子どもの歯は大人の歯に比べてずっと溝が深く、むし歯菌が入り込みやすい上に、溝が狭くて形も複雑なので、歯みがきをしても歯ブラシの毛先が溝の奥まで届きません。つまり、非常にむし歯になりやすいのです。

当院では「シーラント」というものを取り入れています。 シーラントとは、お子さんがむし歯になってしまう前に、奥歯の溝をプラスチックで埋める方法です。

シーラントには「フッ素除放性」といって、少しずつフッ素を放出し、歯が強くなる効果や、除菌する効果もあります。

乳歯の奥歯が生えてきたときと、永久歯の奥歯が生えてきたときが、シーラントのおすすめの時期です。

しかし、シーラントをしたからもう安心!というわけではありません。シーラントは、欠けてしまうこともあります。 欠けてしまうと、シーラントをしていないときよりもむし歯菌が入り込んで、むし歯になりやすくなってしまいます。 必ず定期検診を受けてください。

進行抑制剤充填

タンニンという物質の中にむし歯菌の殺菌作用と再石灰化を促進させる作用がある、ということが報告されています。

小学生、中学生の永久歯が深いむし歯になった場合、症状がなければ歯の神経を保存するために、このタンニンを含んだセメントを使って治療をします。

あくまでも応急的な処置であり、3ヶ月から1年くらい経過を見るようにしています。

MI(できるだけ削らない治療)

できるだけ削らないむし歯治療、MIを当院では行なっています。

MIってなに?

昔は、どんな小さなむし歯でも、むし歯になってしまったところは取り残しを防ぐため、また詰め物がきちんと歯とくっつくように、少し大きめに削って詰める、というのが正しい治療法だとされていました。

しばらくするとむし歯が再発し、さらに大きく削って詰める。 またしばらく経つとむし歯が広がって、神経を取り、かぶせ物をする。 さらにしばらくすると、悪化して抜歯という処置を取ることになります。

これでは、あっという間に歯がなくなってしまいます。

「MI」というのは、Minimal Intervention(ミニマル・インターベンション:最小限の侵襲)の略で、「歯を削る量をできる限り少なくして、今ある歯をできるだけ残す」という考え方のことです。

当院の考えるMI治療

歯科医として一番大事なのは、患者さんの歯を守ることです。 一度歯を削ってしまうと、二度と再生することはありません。また、自分の天然の歯に勝るものはありません。

そもそもむし歯にならないように、きちんと予防をすること。 そして、もしむし歯になってしまったとしても、二度とむし歯にならないようにできるだけ削らないで治療をすること。

さらに、治療した歯やお口全体の健康を保つために、メンテナンスをすること。 この3つが大切だと考えています。

MIのメリット

MIにはたくさんのメリットがあります。

  • 歯を削る量が少なくてすむので、自分の歯を守ることができます。
  • 詰め物の新しい接着方法や新しい歯科素材の開発が進んだため、歯と詰め物の境目がほとんどなくなり、むし歯が再発する可能性が低くなりました。
  • 白い詰め物を使うので、自分の歯との見分けがつかないほどきれいに仕上がります。
  • 金属を使わないので、金属アレルギーの患者さんも大丈夫です。
  • 従来の審美治療に比べて、低価格で治療を受けることができます。

3Mix法

3Mix法とは?

3Mix法というのは、むし歯を極力削らずに、3種類の抗菌剤を塗ってむし歯を無菌化するという、新しいむし歯治療の方法です。

これまでは、麻酔をしたり痛いのを我慢しながら削り取るしかなかった深いむし歯や、神経の近くに達してしまったむし歯も、削る量を減らして、3種類の抗菌剤を塗ることで治療できるので、患者さんの精神的、肉体的な負担も少なくて済みます。

3Mix法のメリット

3Mix法でむし歯を治療することにより、以下のようなメリットがあります。

  • 歯を削る量が、これまでの治療より少なくて済みます。
  • 神経を残せる可能性が高くなります。
  • 治療を、短時間で終わらせることができます。
  • 患者さんの精神的、肉体的な負担やストレスが少なくて済みます。
3Mix法の注意点

3Mix法は、痛みのあるむし歯を治療することもできますが、当院では、痛みの程度やむし歯の進行度合い、患者さんのお口全体の状況などから総合的に判断して、3Mix法を行なうか判断しています。

従来のむし歯治療を行なった方が良い結果を得られると判断した場合は、3Mix法をおすすめしない場合もありますので、ご了承ください。

3Mix法のおかげで、むし歯治療に関する患者さんの精神的、肉体的な負担は確かに減りました。しかし、万能の治療法、夢のような治療法はまだ残念ながら存在しません。大切なのは、3Mix法を使わずに済む、初期のうちにむし歯を治療をすること、そして、むし歯にならないように、きちんとケアすることです。

歯科医の本当の仕事は、患者さんがむし歯にならないようにサポートとケアをすることだと考えています。

フッ素塗布

フッ素がむし歯の予防に効く、という話を時々聞きますが、「フッ素を塗っているから、あとは何もしなくても大丈夫!」というものではありません。定期検診や歯のクリーニングをして、自分でもきちんと歯みがきをした上で、さらにむし歯のリスクを減らすために利用するもの、それがフッ素です。

フッ素は、歯に塗ることで歯の質を強くし、むし歯になりにくくする薬です。歯科医院で行なうフッ素塗布のほか、自宅で使えるフッ素入り歯磨き材や洗口液もあります。当院でも販売しておりますので、ご希望の方は受付にお申し出ください。

フッ素を塗った後は、30分間、食べたり飲んだりしないでください。うがいも、30分間はがまんしてください。口の中出てきた唾液は、吐き出すようにしてください。

フッ素は、むし歯になりやすい、生えてきたばかりの歯や、歯ぐきが下がって出てきてしまった歯の根の面に塗ると、効果が高いです。

むし歯予防の基本は、生活習慣です。

フッ素も、むし歯予防の一つとして位置づけ、正しい歯みがきを毎日して、歯科医院での定期検診とクリーニングを必ず受けてください。